1. TOP
  2. 健康
  3. 【本当は怖い虫歯と歯周病】動脈硬化や心筋梗塞の原因ってマジ?!注目の口内フローラで対策!

【本当は怖い虫歯と歯周病】動脈硬化や心筋梗塞の原因ってマジ?!注目の口内フローラで対策!

重病の原因にもなる、実は怖~い歯周病を防ぐのに効果的とされる「口内フローラ」というのをご存じでしょうか?

口内フローラとは、口の中にいる善玉菌と悪玉菌のバランスを整えて、善玉菌が優位の状態することを指します。虫歯や歯周病、口臭の原因になるジンジバリス菌などの悪玉菌は、善玉菌ごとすべて殺菌するよりも、善玉菌優位にして悪玉菌を抑制した方が効果的ということで、口内フローラが注目されているんです。

口内フローラが注目されるもうひとつの理由として、虫歯菌や歯周病菌などの口内から侵入する細菌が、糖尿病や動脈硬化、ガンや心筋梗塞などの重病の原因になるのがわかってきたためというのもあります。

ということで、今回は、口内フローラが崩れるとどんな病気の原因になるのか、歯周病対策とセルフチェック、口内フローラを整える方法とポイントなどをご紹介します♪

口内フローラを保って歯周病菌の増殖を防ごう

shutterstock_471137213
歯肉炎も含めると20代の7割、30代~50代の8割、60代以上の9割が歯周病にかかっているといわれています。歯磨きをきちんとしていても殆どの人は歯周病菌に感染しているのです。歯周病にかかると、歯周病菌は時には1000倍以上にも増えるともいわれています。

歯周病菌の主な栄養源は、歯周ポケットの歯肉から出てくるアミノ酸です。そして、唾液の中のアミノ酸、食べ物に含まれるショ糖(砂糖の主成分)、ブドウ糖、果糖を栄養源としています。

つまり歯磨きで口の中を清潔しておかないと、歯周病菌のエサになる栄養源が口内に豊富にある状態になってしまい、歯周病になりやすくなってしまうんですね。

ここで大事なのは、歯周病菌を完全に無くすというよりも、歯周病菌が増殖して歯周病が発症しないように口内フローラを保つということです。

口内フローラを保つために大事なこと
  • 1) 唾液を十分に出して善玉菌を優勢に保つ
  • 2) 食後の歯磨きを徹底して歯周病菌のエサを無くす

では、口内フローラが崩れると、どのような病気が引き起こされてしまうのか、見ていきましょう。

口内フローラが崩れると悪玉菌が直接血管に入ってしまう!

shutterstock_471136769
虫歯や歯周病などによって口の中にできると、小さな傷口から細菌は侵入して、そのまま血管に入り込むことができるのです。そして、血管に侵入した細菌はそのまま全身を巡ってしまうのです。つまり、口内フローラは細菌の入り口なのです。

そもそも私たちは、口の中では歯磨き中に少々出血していてもそのままですし、虫歯があっても、痛みがなければ気が付きません。歯周病に至っては腫れたり、歯がグラついてから気づくのではないでしょうか。

その間も虫歯や歯周病の小さな傷は細菌にさらされていて、そこから細菌は血管に直接侵入してしまうんですね。

虫歯や歯周病を放置すると細菌が全身に巡って重病の原因に

shutterstock_196740977
私たちはは虫歯を放置したり、歯周病が悪くなっても、歯が抜けるだけとしか考えていません。しかし、実は口の中の細菌が血流にのって、全身を巡ることで糖尿病、心臓病、認知症などいろいろな病気の原因になってしまうんですね。

とても怖いですよね。実際に悪玉菌が血管に入ってしまうとどのような病気になってしまうのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

歯原性菌血症が動脈硬化やガンの原因になる!

shutterstock_444104968
歯原性菌血症という聞きなれない言葉がありますが、これこそ口内フローラを破壊する元凶とも言える症状なんです。

歯原性菌血症とは
虫歯や歯周病の小さな傷から細菌が血管に侵入すること。細菌は一旦血管に入ってしまうとガードがないので、そのまま全身を巡ってしまいます。

1) 歯周病菌が循環器系の病気や動脈硬化の原因に直結?!

disease01

動脈硬化は動脈にコレステロールや中性脂肪などがたまって血管が狭くなってしまう状態のことです。この動脈硬化は主に生活習慣の問題で起こるとされてきましたが、最近では歯周病も原因になる注目されています。

血管にはいった細菌は変化して血管の内膜に柔らかい沈着物となってたまってしまい、血管の内膜は厚くなっていきます。この柔らかい沈着物はプラークと呼ばれます。
プラークなんて歯垢みたいですが、これは血管内のプラークです。

血管のプラークは血管の内膜にできたおかゆのように柔らかいコブで、この状態を粥状(アテローム)動脈硬化と呼びます。

歯原性菌血症が病気の原因になるメカニズム
1) 歯周病や虫歯になる。
   ↓
2) 口内フローラが崩れて口内の傷口から細菌が血管に入り込む
 (=歯原性菌血症)
   ↓
3) 細菌が沈着し血管の内膜にプラークができると血流が悪くなる。
   ↓
4) 血管が少し収縮しただけで血流が途絶えて、心臓や脳に酸素や栄養が十分に供給されなくなってしまう。
   ↓
5) 動脈硬化・心臓血管疾患・糖尿病・肥満・骨粗しょう症・脳血管疾患・高脂血症などの症状を引き起こしてしまう。

歯周病にかかっている人はそうでない人に比べて1.5~2.8倍も循環器系の病気になりやすいことがわかっています。また、実際にアテローム性動脈硬化の人の硬化が起きている血管の場所から、歯周病菌が検出されているのです。

2) 歯周病菌がサイトカインを使って動脈硬化を起こす!!

サイトカインとは
炎症を起こしたときに免疫細胞から分泌されるタンパク質のこと。

歯周病が循環器系の病気に影響するふたつめのメカニズムは、歯周病の炎症で作られる「サイトカイン」が血流にのって心臓に移動し、血管やアテローム性動脈硬化部分の免疫細胞が活性化されて、心臓血管系の異常を引き起こすと考えられています。

また、肝臓がサイトカインの刺激を受けて作る「急性期たんぱく質(CRP)」の作用がアテローム性動脈硬化症の進行を早めることもわかってきています。動脈硬化は心臓だけではなく、全身の血管で起きていることなので、本当に怖い話ですね。

3) 歯周病になると血糖値が上昇して糖尿病の原因に?!

2016-11-25_215119

糖尿病の人は歯周病にかかりやすいことは知られていましたが、歯周病が糖尿病の原因になっていることが、わかってきています。糖尿病患者さんに歯周病の治療をすると、長期的な血糖値の平均を示す値が低下するそうです。

歯周病が糖尿病に影響を与えるメカニズム
1) 口内フローラのバランスが崩れる
   ↓
2) 歯周病を発症して細菌が体内に侵入する
   ↓
3) 口内で慢性的に炎症が起こりサイトカインが作られ血中に流れる
   ↓
4) これが血中の糖をインスリンが細胞に取り込むのを阻害する
   ↓
5) 血液中の糖を処理しきれなくなり血糖値が上昇する
   ↓
6) 糖尿病になってしまう

このように口の中の小さな傷から血管を通じ全身にも波及しています。。

実際に歯周病は糖尿病だけでなく、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、細菌性心内膜炎、誤嚥(ごえん)性肺炎、早産・低体重児出産、敗血症、糸球体腎炎、関節炎、掌蹠(しょうせき)膿疱症(のうほうしょう)(手のひら、足の裏に膿をもつ発疹ができる皮膚病)など、さまざまな病気の原因の一つとなっているという報告もあるのです。

4) 脳出血、アルツハイマー認知症の原因にも

shutterstock_377395174
虫歯の原因であるミュータンス菌が血管内に入っていると血小板の働きを鈍らせて微小な脳出血の止血作用を妨げているという研究もされています。また、マウスの実験では歯周病がアルツハイマー認知症を悪化させるという結果もあるのです。

口内フローラが関係している病気は研究によって、拡大する一方なんですね。

5) 口内フローラが崩れるとガンの原因になる

shutterstock_450872185
これまでガンの原因は発がん物質による遺伝子の欠損や変異と考えられてきました。ところが、歯原性菌血症による血管内の慢性的な炎症でも、細胞内の遺伝子が変異して細胞のがん化が進行することがわかってきたのです。

ということは、虫歯や歯周病が原因で、ガンにまでなってしまう可能性があるということです。こうなると「虫歯や歯周病を防いでくれる『口内フローラ』を何とかしなければ!!」という気持ちになってきますよね^^

さて、口内フローラがどれくらい重大な病気に影響するかおわかりいただけたところで、あなたの口内が健全な状態か、セルフチェックしてみましょう。自分では気づきにくい歯周病の可能性をチェックして、可能性が高い場合には、口内フローラが整っておらず、悪玉菌が優位な口内環境になってしまっていますよ!

歯周病セルフチェック

shutterstock_84654013
歯周病は目に見えない歯肉の溝の中に起こるので、自分には気づかない内に進行していきます。ですから、口内の歯周病サインを見逃さないで検査や治療を受けることが大切です。また歯周病が進行しているということは、口内フローラが整えられてないということですから、口内フローラの改善策も行っていきましょう♪

歯周病セルフチェック
  • 何となく口臭が気になっている
  • 最近、歯ぐきが痩せてきたと感じる
  • 歯が長く伸びた気がする
  • 何だか固いものが噛みにくい
  • 歯の表面を舌で触るとザラザラする
  • 起床時に口が苦くネバネバする
  • 歯肉を押すと白い膿(うみ)が出る
  • 歯と歯の隙間にモノがよく詰まる
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 歯を磨いた後、歯ブラシに血がつくことがある
  • 口をすすいだとき水に血が混じることがある
  • 歯と歯の間の歯ぐきが鋭角な三角形でない
  • 歯ぐきを触るとブヨブヨしてうっ血している
  • ときどき歯が浮いたような感じを受ける
  • 指で触るとグラグラする歯がある
  • 歯ぐきから膿(うみ)や血が出る
いかがでしたか?上記の項目で3個以上当てはまったら歯周病の疑いがあります。また1つでも可能性はあるので、検査を受けて早めのケアを心がけましょう^^

口内フローラを整えて良くするポイント

shutterstock_414202507
口内フローラを良くするためのポイントは次の2点でした。

口内フローラを保つために大事なこと
  • 1) 唾液を十分に出して善玉菌を優勢に保つ
  • 2) 食後の歯磨きを徹底して歯周病菌のエサを無くす

唾液の分泌量が十分にあれば、善玉菌が優位になるのを助けてくれるので、口内フローラが改善します。また、食後の糖が残った状態だと、逆に歯周病菌を助けてしまうことになるのでブラッシングも重要です。以下の口内フローラの改善対策からぜひ取り入れてみてください^^

口内フローラを良くするポイント
  • 1) 寝る前と起きた直後の歯磨きを入念に。1本ずつ10秒、細かく震わせるように磨く。
  • 2) 歯ブラシを歯周ポケットに斜め45度に当て、掻き出すように磨く。歯周ポケットは特にしっかり。
  • 3) 睡眠不足だと、自律神経が乱れて唾液の分泌が悪くなる。口内フローラは質の良い睡眠から。
  • 4) 口呼吸はNG。口内が乾くと唾液の分泌量が減り、口内フローラが崩れる原因に。
  • 5) ビタミンDとビタミンAをとる。
  •   例)ビタミンDを多く含む食べ物=青魚、ビタミンAを多く含む食べ物=レバー

  • 6) 食事はよく噛む。噛むことで唾液分泌量が増えて善玉菌を助けます。

【まとめ】口内フローラを整えて歯もカラダも健康に♪

shutterstock_287347910-1
いかがでしたでしょうか?

口内フローラが崩れると、糖尿病や動脈硬化、ガンなどの重病の原因になること、歯周病セルフチェックと口内フローラを良くするポイントなどについてご紹介してきました。虫歯や歯周病は、口の中だけでなく全身の健康にも影響してしまう、実は恐ろしい病気なんですね。

ちなみに、今、口の中はどうなっていますか?乾燥してるなら唾液の分泌量が少なく、口内フローラが崩れているかもしれません。次の記事で唾液の分泌量を増やして口内フローラを整える方法を詳しく11個もご紹介しています。ぜひご覧になってみてください。

日々の歯みがきや生活習慣を見直すことで、虫歯や歯周病、これらの細菌の侵入が原因となる動脈硬化なども予防できます。しっかり口内フローラを保って、健康な日々を送っていきましょう♪

\ SNSでシェアしよう! /

美楽cafe | 女性の美と健康と幸せを応援する情報メディアの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

美楽cafe | 女性の美と健康と幸せを応援する情報メディアの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!